2022年10月9日
サバト館刊行・全書籍展開催と書誌目録刊行
このたび、京都の愛書家・鎌田大氏が所蔵する、サバト館刊行本コンプリート・コレクション展が開催されるのに併せ、完全書誌目録をフルカラーで刊行いたしました。

目次は次のとおりです。
◆ 美装本の王国──サバト館の歴史的偉業  松本完治
◆ サバト館本蒐集の思い出            鎌田 大
◆ サバト館刊行全書籍リスト(122冊・書影約70点)
◆ 生田耕作とサバト館 生田かをるさんに聞く (「彷書月刊」掲載の再録)

生田耕作氏と夫人で社主のかをるさんの偉業を、書誌と書影でたどる、我が国初の完全書誌目録ですので、直接当社までご注文ください。 購入方法の詳細はこちらを御覧ください ⇒ 新刊書籍


※以下にご留意ください
本冊子は、サバト館のいわゆる<公刊本>の完全書誌目録です。
従いまして、公刊本の他に、『イレーヌ』や『スフィンクス』の両4部異種特装本、『初稿眼球譚』5部異種特装本などが存在しますが、版元の身内で秘密裡に造られた趣味としての異種本であることから、本目録には掲載していません。

この他にも、関係者によって工夫が加えられた異種本の存在は際限がなく、たとえば『古城物語』戸田勝久氏の表紙肉筆装1部本などが存在しますが、同様に掲載していません。本冊子は、古書マニア向けというより、サバト館の公刊本を後世に伝える(若い世代にも伝える)ことに主眼を置いたものであることをご理解いただければ幸いです。


なお、サバト館本を直接目にされたい方は、ぜひ、下記の展示会場へ足をお運びください。今となっては、造本すら難しい、コーネル革装、手染めマーブルの特装本や稀覯本をはじめ、瀟洒・絢爛たる美装本の数々をご高覧ください。(会場でも冊子を販売しています)。


サバト館刊行 全書籍展(所蔵・鎌田大)──コンプリート・コレクション
2022年10月20日(木)〜11月9日(火) / 12:00〜20:00 (最終日以外は火・水定休)
展示会場:午睡書架 <文学・美術和洋古書肆>
〒606-8311 京都市左京区吉田神楽岡町153-9 TEL:080-4015-2016
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